純米酒「有りがたし」は、日本酒の常識を覆す挑戦と、その結果生まれた奇跡的な味わいを持つ一本ですね。
この酒、最も目を引くのは、山田錦を精米歩合90%という、ほぼ玄米に近い状態で醸している点です。通常、雑味を避けるために削り落とされるタンパク質が低い「吉川産永田農法米」を使用しているからこそ可能な、まさに素材の特質を最大限に引き出した酒造りと言えます。
味わいは「淡麗辛口」とは正反対の未知の美味しさ。バナナやバニラのような芳醇な香りに、奥深い米の旨みと親しみやすい甘さが力強く広がる一方で、しっかりとした酸味が全体を引き締め、抜群のキレで消えていくという、非常に立体的な構造を持っています。
糸井重里氏が「有りがたし」と命名したエピソードや、テイスティングした方の驚きのコメントからも、このお酒が持つ「有り難い」ほどの存在感と、製法への驚きが伝わってきます。濃厚な旨味ときりっとした酸味のバランスは、お肉や中華料理といった濃いめの料理とも相性が良さそうです。
この「有りがたし」は、日本酒の固定概念を覆し、米の可能性を追求した、新しい時代の純米酒として飲む人に感動を与えるでしょう。
「有りがたし」に合う具体的な料理名「有りがたし」の持つ濃厚な旨味と酸味は、こってりとした味付けの料理や脂の乗った肉料理と相性抜群です。
具体例
肉料理
- 豚の角煮(濃厚な甘辛いタレと酒の旨味が調和します)
- すき焼き(肉と割り下の濃い味を受け止め、キレが後口をさっぱりさせます)
- 牛すじの煮込み(牛すじのコクと酒の旨味が深まります)
- ローストビーフ(赤身の旨味と濃厚な日本酒がワインのようなペアリングを生みます)
魚介・その他
- ぶりの照り焼き(脂の乗った魚と濃いタレの旨味を包み込みます)
- 味噌漬け焼き(味噌のコクと酒の旨味が相乗効果を生みます)
- 中華料理(麻婆豆腐や酢豚など、しっかりとした味付けの料理)
飲み頃の温度
「有りがたし」は、温めることでさらにその濃厚な旨味が引き立つお酒です。
◎ぬる燗(40℃)〇人肌燗(35℃)〇常温(15℃)